Career Palette

神戸女子大学・神戸女子短期大学「キャリアパレット」

2026.05.01

企画とデザインの力で地域を盛り上げたい。辿り着いた、新聞社の仕事

株式会社山陰中央新報社 / 営業職

文学部 / 日本語日本文学科

S.M. ※2021年卒業

日本語日本文学科でコミュニケーションを学んだS.Mさんに、大学時代に学んだことや、現在のお仕事に至る道のりについて伺いました。

本学に進学した理由を教えてください。

いつか住みたいと思っていた関西の大学だったことと、女子大への憧れがあったからです。国語が好きだったので日本語を学べる学科に興味がありましたが、神戸女子大学のパンフレットを読むと、日本語日本文学科ではアナウンサーなどの職業も目指せることがわかり、夢が広がりました。

在学中に感じた、本学の良さを教えてください。

ゼミの先生やキャリアサポートセンターの皆さんが、親身になって就職活動をサポートしてくださったことです。私は航空業界を目指していましたが、当時はコロナの影響で多くの企業が採用を中止し、目の前が真っ暗になりました。外出もできず、もどかしい日々でしたが、ゼミの先生やキャリアサポートセンターの皆さんに勇気づけられ、気持ちを立て直すことができました。

印象に残っている授業はありますか?

「コミュニケーション特講」で関西テレビのスタジオを見学した授業が印象に残っています。よく見ていた夕方の報道番組のスタジオを訪れ、キャスターやアナウンサーの方にお話を聞くことができました。テレビ業界にも興味があったので、ニュース原稿の読み方や、番組制作のこだわりなど、ふだんは見られない裏側を知ることができて貴重な学びでした。

留学にも行かれたそうですね。

はい。アメリカのカリフォルニア州にあるピッツァー大学に3週間、留学しました。国際教養学科のカリキュラムでしたが、他学科の学生も参加できると知り、挑戦しました。客室乗務員になりたいという夢があったので、英会話を磨きたかったことが理由です。ホームステイ先はオルガン奏者のご家族で、日曜日には教会へ歌を歌いに行ったりもしました。宗教観やマナーを重んじるアメリカ文化に触れられたことも、大きな経験でした。

所属していた「コミュニケーションゼミ」ではどのようなことを学びましたか?

「フィラー」に興味を持ち、研究していました。フィラーとは、会話の間で使う、「あのー」「まあ」などの、意味を持たない言葉のことです。話し言葉の中で何気なく使っているフィラーの中には、意味がなくても、感情の高まりやニュアンスを伝える役割をもつ場合があります。卒業論文では、出身地である島根県出雲市の方言で、どんなフィラーがあるか研究していました。

ゼミの雰囲気はいかがでしたか?

少人数のゼミだったので、緊張することなく発表し、意見交換もしやすい環境でした。私の研究でも、話を聞くだけではなく、みんながアイディアを出してくれたおかげで、一歩踏み込んだ研究を行うことができました。和気あいあいとした雰囲気で話し合えたので、楽しかったです。

現在のお仕事について教えてください。

自社で発行する新聞や情報誌、ガイドブックなどの広告営業をしています。企業のお客様の悩みを伺い、その解決につながる企画を考えるので、仕事は紙面広告の販売にとどまりません。以前、酒造会社の日本酒のパッケージ制作をお手伝いしたこともあります。大手スーパーにその商品が並んでいるのを見たときは、とても誇らしい気持ちになりました。

また、「がん検診と共生の輪を広げようキャンペーン」という広告企画の取材では、がん患者だった方から「日常のあたりまえは当たり前ではない」ということを教わり、一日一日を感謝して過ごそうと思いました。幅広い経験ができ、読者の方から紙面の感想をいただけたときに、やりがいを感じます。

航空会社から新聞社の仕事にシフトした理由はありますか?

コロナ渦で航空会社の採用が止まり、自分がどんな仕事につきたいのか改めて考えたとき、「地域を盛り上げる仕事」に興味があると気付きました。そこで、まずは全国の特産品を販売するネットショップの会社に就職。その後、やはり航空会社で働く夢を諦めきれず、採用再開のタイミングで再チャレンジし入社しました。ただ、地域を盛り上げる企画の仕事がとても楽しかったので、再びその道を志し、現在の会社に転職しました。

大学での学びを仕事でどのように活かしていますか?

大学で「言葉を丁寧に扱うこと」を学んだので、企画書を作る際には、わかりやすい表現で説明するように心がけています。営業先の目上の方との会話では、話し方にも気を配ります。また企画に説得力を持たせるため、適切なデータを用いる点などは、卒業論文で培ったスキルが活かせていると思います。

就職活動で忘れられないエピソードを教えてください。

志望していた航空会社が出版した本に登場されていた、小泉八雲のひ孫・小泉凡さんに取材をさせていただいたことです。企業研究をする際、パンフレットを眺めるだけでなく、自分で動き、情報を得る方が面接で思いが伝わると考えて、お話を伺いました。大学には積極的な友人が多く、刺激を受けながら、切磋琢磨して楽しく就職活動ができました。

後輩に就職活動のアドバイスをいただけますか。

誰かの言葉を使うのではなく、自分の言葉を見つけて就職活動に挑んでほしいです。その過程は、自分を理解し、自信を持つことにもつながると思います。また、自己分析の方法に悩んだときは、「動詞」に注目してみることをお勧めします。たとえばサッカーが好きな人でも、サッカーを「見ることが好き」「戦略を考えることが好き」「イベントに参加することが好き」など、好きの理由は様々です。動詞に注目してみることで、やりたいことが明確になり、興味のある仕事が見つかるかもしれません。ぜひ試してみてください。

私のOne rule

朝はお気に入りの動画や音楽で気分を上げること

朝はお気に入りの動画や音楽で気分を上げること

朝の支度をするときは、好きなYouTubeを見たり、音楽をかけながら、気分を盛り上げています。会社に着いたら、担当企業の情報や、営業先で話題にできそうなトピックを新聞から探す時間が日課で、その時間がとても楽しいです。

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