お勤めの企業に入社された理由を教えてください。

中学生のときに初めてプロの方にフィッティングしてもらい、母に買ってもらった下着がワコールのものでした。身に着けたときの感覚や、そのとき感じた気持ちがずっと残っていて、こんなにいいものをつくっている会社で働けたら素敵だなという憧れがあったのですが、幸運にも入社することができました。

どのようなお仕事をされていますか？

入社6年目までは商品試験センターにいました。生地やレースなどの素材が持つ特性や耐久性などを調べて判断するお仕事です。また昨年からは品質保証課に在籍し、お客様や店頭から受けた商品についてのお申し出などの原因調査やものづくりに関わる社員に向けた教育サポート、繊維製品品質管理士（TES）を受験する社員のサポートなどを行っています

大学の授業で学んだことで、仕事に活かせていることはありますか？

繊維の基礎や品質管理について学ぶ授業、洗濯や人体の構造と服との関わりにまつわる授業など、いろいろあります。専門知識があると商品へのお申し出をいただいた時に、その原因や解決策を見つけるための予想図が描きやすくなります。引き出しが多いといろんな仮説を立てやすくなるんです。何か一つというより、それぞれ知識が繋がって役立っていると思います。

就職活動でキャリアサポートセンターに行ってよかったと思うことは何ですか？

「心強い味方がいる」という安心感を持てたことでしょうか。履歴書を丁寧に添削していただくなど、事前にしっかり準備のサポートをしてもらったので、あとは話すだけという気持ちになれて、面接もあまり緊張しませんでした。

進路で迷うことはありましたか？

家庭科の先生になることも考えて教育実習にも行きましたが、企業で働くことは今しかできない可能性もあると考えて、ワコールに就職することを決めました。高校時代、進路に悩んだときに先生に支えてもらったことがあったり、教育実習で高校生と接することはとても楽しかったりしたので、ギリギリまで迷いましたね。

忘れられない大学でのエピソードはありますか？

寮生活や大学直営のベーカリーカフェ「マーベル」で友達と課題をやりながらお喋りしたこと、ゼミ室でお菓子を食べたり勉強をしていたこと、教育実習、よさこいを踊っていたサークル活動などたくさんあります。勉強もしたし、遊んだし、すべてやり切ったと思える4年間でした。

お仕事で成長したと思う点はありますか？

社内で品質に関わる相談を受けたり、頼ってもらえたり、アドバイスしたときに、「ありがとう」と言われると成長したなと感じます。大学時代も繊維製品品質管理士（TES）の資格を取るなど学びましたが、会社に入ってからも、セミナーに参加したり、先輩に教えてもらったり、1つ1つ勉強しています。