2024.03.31
兵庫県 公立中学校(保健・体育) / 教員採用試験合格
健康福祉学部 / 健康スポーツ栄養学科
M.H. ※2023年度取材時
2つの資格・免許をもつM.H.さんに学生時代の思い出や将来について、エピソードを伺いました。
当時中学生だった私に「頑張ることは恥ずかしいことじゃない。素晴らしいことなんだよ」と教えてくださったバレーボール部顧問の先生に憧れ、その時から先生になるのを夢見ていました。
大学3回生で取り組むことになった教育実習では、授業づくりなど大変なこともありましたが、できなかったことができるようになっていく生徒の成長や、「先生!」と呼んで頼ってくれる生徒たちと触れ合うことでやりがいを感じ、「やっぱりこの素敵な職に就こう!」と決心しました。
実は3年生の前期までは、まず一般職に就いて社会を知ってから先生になる方が、生徒に教えられることがあるのではないかと考え、企業への就職も検討していたんです。ひとりではなかなか決めきれなかったので、保健・体育を教えていただいていた小島先生に相談。「やりたいことをやるべきだ」と背中を押してもらえたことで、卒業後すぐに教師になろうと決めました。
企業への就職を決めた友人が就職活動を終え始める、4回生の春から就職活動を始めたので、授業後にみんなを見送り、ひとりで勉強することが多かったです。それでも、辛い時には友人が「頑張って!」とお菓子をくれるなど、励ましてくれたのがとても嬉しく、支えになりました。
とにかく教職支援センターに行きました! 自分で情報を集めることも大切ですが、プロに聞くのが一番です。教職支援センターには、元教師の職員もいらっしゃるので、事務的な情報だけでなく、面接の雰囲気やコツなど、生きた情報もたくさん教えていただきました。また、そこに集まる学生は意識の高い人ばかりなので、就職活動に孤独さを感じた時は「みんなも頑張ってるんだ」と刺激を受けることができました。
グループLINEで家族に報告しました。特に母は、「頑張れ!」と言葉にはしませんでしたが、ずっとそばで見守り、支えてくれていたんです。たくさん迷惑をかけ、何度も心配させてしまいましたが、母の支えがなければ、最後までやりきることができなかったと思います。報告をしたときに泣いて喜んでくれていたのが、とても嬉しかったです。
保健・体育教員でありながら、栄養士の免許を持っているのは自分の大きな強みです。運動が苦手だからと体育が嫌いな生徒には、授業内容と関連した食の知識を伝えることで、少しでも授業に興味や関心を持ってもらいたいと考えています。運動の面だけでなく、食の面からも生徒の健康を支えられる先生を目指します。
もし教師を目指すなら、最後までやりきることが大切だと思います。周りの内定が決まっていく中で勉強をし続けなければいけないので、不安になることや、羨ましく思うこともあるはず。それでも夢を叶えるための大切な時期だと考え、最後まで全力で頑張ってください!
勉強も面接対策も、学校もしくはカフェなどで行い、家に帰ったら就職活動は終了。オンとオフのメリハリがモチベーション維持の秘訣です。
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