家政学科 住空間コースを卒業し、現在はショールームのチーフコーディネーターとして活躍するI.S.さんにお話をうかがいました。

­­お勤めの企業に入社された理由を教えてください

大学時代、甲子園球場で売り子のアルバイトをしていた経験から、卒業後は接客業に就きたいと考えていました。今の企業を志したのは、学内で開催された企業説明会がきっかけです。家政学科の住空間コースで建築関係のことを学び、インターンシップ中にLIXILのタイルを使ったこともあったので、興味を持って参加しました。そこで「お客様の笑顔のために暮らしのお手伝いをする仕事」と聞き、憧れを抱いたのが入社のきっかけです。

どのようなお仕事をされていますか？

入社して5年間は、コーディネーターとして暮らしのなかの水回りについて、お客様にご提案をさせていただきました。製品のご紹介をするだけでなく、お客様ご自身も気づいていないニーズを汲み取り、ご提案することを心がけています。2年前からチーフコーディネーターとして、周りのコーディネーターのサポートや指導も担当するようになりました。

­­­大学の授業で学んだことで、仕事に活かせていることはありますか？

福祉住環境の授業で、高齢の方や障がいをもつ方にとって住みやすい住環境を学んだことが役立っています。在学中に、福祉住環境コーディネーターの資格も取得しました。ご高齢のお客様に水回りの設備をご提案する際には、その知識を活かして手すりの位置や生活上の動線などについてお話しています。

大学での忘れられないエピソードはありますか？

建築事務所のインターンシップに参加したことです。建築現場を見学したり、市役所に申請書類を提出に行ったり、模型を制作したりとさまざまな経験をさせていただきました。なかでも印象に残っているのが、イタリアンレストランに設置されるかまどをデザインしたこと。完成したときはとてもうれしく、写真をたくさん撮りました。

大学のキャリアサポートはどのように活用しましたか？

エントリーシートの添削や面接の練習をお願いしていました。面接練習はとても緊張しましたのを覚えています。でも実際の面接は初めての場所でさらに緊張したので、最初に学内で慣れておいて本当によかったです。

これからチャレンジしたいことはありますか？

最近勤務地が変わったばかりで、今は環境に慣れるのに精一杯ですが、落ち着いたらインテリアコーディネーターの資格を取得したいです。また、管理職として指導にあたる立場なので、新しい仲間と信頼関係をさらに築いていきたいと考えています。