2023.12.24
姫路市 公立小学校
文学部 / 教育学科
S.R. 2022年卒業
4年生のクラスを担任し、児童の好奇心をかきたてる授業を探求するS.R.さんにお話を伺いました。
児童29人の4年生クラスの担任をしています。国語や算数、体育などの授業を行い、給食時は食事のマナーや三角食べなどを指導しています。授業中、心がけているのは、ただ教えるだけでなく、児童に考える時間を与えること。また、他の児童と自分の考えを伝え合う、クラス全体で考えるといったアウトプットの時間も設けるようにしています。
以前の私は、仕事の悩みや失敗を人に話すことは恥ずかしく、クラスで問題が起こると「指導が悪い」と責められると思っていました。でも、児童の問題行動に一人で対応することに難しさを感じ、他の先生に相談したところ、解決することができました。それをきっかけに素直に人に相談したり頼れるようになり、成長を感じています。
小学校教諭を目指す同級生と、教育について語り合ったり討論したりすることで、教育観を培うことができました。私の教育観とは、児童が「マナーを守る」「あいさつをする」といった当たり前のことを当たり前にできるよう見守り、思いやりの心や感謝の気持ちを育むこと。勉強ができなくても、人として生きる上で大切なことを伝えていきたいと思っています。
勉強に向き合いにくい児童にも「先生の授業は面白い!」と言われるよう、授業の質を高めることが目標です。そのために、教材研究には時間と労力を使っています。また、一方的に教えるのではなく、児童の好奇心をかきたてたり、質問したり意見を発表しやすい雰囲気をつくり、子どもたちが主体的に学びに向かう授業をしたいと考えています。
1人で計画を立てたり勉強したりすることが苦手なので、教職支援センターの先生方にいつまでに何をすべきか一緒に考えていただきました。おかげで見通しが立ち、勉強を進めることができました。メンタル面でもサポートしてくださり、面接前は「飾らなくても、ありのままで勝負すればいい」と励ましていただいたことが印象に残っています。
3年生の時、コロナ禍でキャンパスに行けなくなりました。1人で自宅で教員採用試験の勉強をする中、ゼミの仲間とのビデオ通話は勉強の励みになりました。また、他大学のスポーツサークルでは運営の役割を担い、100人を超すメンバーの思いを一つにして動かしながら、体育会系の部活のように取り組めたこともいい思い出です。
文房具から携帯の待受画面まで、イチゴの写真やモチーフを取り入れています。私が赤い服を着ると、児童も「イチゴ色や!」と反応してくれるのでうれしいです。
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