2025.03.28
関西盲導犬協会 / 内定
健康福祉学部 / 社会福祉学科
H.T. ※2024年度取材時
大好きな動物と関わりながら、大学で学んだ知識も活かせる「盲導犬訓練士」という仕事を見つけたH.Tさん。福祉を学び始めたきっかけから内定に至るまでの流れを教えてもらいました。
高校生の時、動物系の専門学校も考えていたのですが、大学で学びたいと思い進学先を探しました。社会福祉学科を選んだのは、国家資格を取得できることに加え、介護を学べば将来家族の支えになれるかもしれないと思ったからです。
入学当初から、勉強をがんばると決めていました。実習に行くときは不安でいっぱいになり、実習先のことを詳しく調べたりしていたのですが、始まってみれば楽しかったことがほとんど。とくに介護福祉実習では利用者の方と関わる時間が多く、やりがいもあったので、最終日にはさみしくなってしまうほどでした。
ゼミの津田先生からの紹介です。私が動物好きだということをご存知だったので、3年生のとき「見学に行ってみたら」と勧めてくださいました。先生と学生の距離が近く、プライベートなことから就職のことまで気軽に話せるのは、神戸女子大学の特長だと思います。
先生から紹介していただいてすぐ、関西盲導犬協会に連絡をして見学させていただきました。職場の雰囲気がとてもよく、大好きな犬とも関われるので、ぜひここで仕事をしたいと思ったのですが、「来年度に求人を出す可能性は低い」と言われ、一度はあきらめかけていたんです。でも、4年生になってインターンに参加できることになり、改めてめざすようになりました。
高齢者施設でのドッグセラピーの実践に向けて、犬の訓練を行うとともに施設の職員さんとの打ち合わせなど企画から携わり、ドッグセラピー実践後はその効果について整理できました。高齢者施設での実践中には、たくさんの方々に喜んでいただき貴重な体験になったと思います。
内定先での5日間のインターンに参加したことです。ブラッシングや掃除といったお世話をはじめ、犬の適応能力や性格を見極めるための散歩にも同行しました。就職できるかどうかが決まる重要な5日間だったので、最初は「絶対に失敗できない」という気持ちでガチガチに緊張していたのですが、職場の方々が優しく接してくださったので、毎日とても楽しかったです。
就職後は盲導犬訓練士として仕事をするため、犬と向き合う時間がほとんどになりますが、ゆくゆくは盲導犬歩行指導員の資格を取得したいと考えています。指導員になると視覚障害者の方と接する機会が増えるため、授業で学んだ福祉の知識を活かしていきたいです。
自宅では犬3匹、猫1匹、ふくろう1羽、ムササビ1匹を飼っています。朝起きたら、まずその動物たちにあいさつするのが日課です。
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