現在の勤務先はどのように選ばれましたか？

幼稚園教諭を目指していたので、当時幼稚園だった同園に入職しました。決め手になったのは、就職フェアで出会った先生の雰囲気です。質問をすると笑顔で気さくに答えてくださり、一緒にお仕事ができたらいいなと思いました。また、園を見学して、園児の制服や建物、一日の過ごし方が、私が通っていた幼稚園に似ていて親近感を覚えたのも大きな理由です。

お仕事内容を教えてください。

31人の幼児がいる３歳児クラスの担任をしています。朝は８時に出勤し、子どもたちが登園したら、一緒に体操とマラソンをするのが日課です。その後は、歌を歌ったり外で遊んだりし、運動会などの行事が近い時期はその練習をしています。仕事を通して培ったのは責任感です。担任の私が休むと他の先生方に迷惑がかかるので、体調管理には十分注意しています。

仕事で役に立っている授業は何でしょうか？

音楽の授業です。保育者にとってピアノの技術は不可欠ですが、私がピアノを習ったのは高校３年生の１年間だけです。それでも今、園でピアノを弾きながら歌えるのは、授業のおかげです。空いているピアノを自由に使って練習できる環境もありがたかったです。また、在学中に学んだ多くの歌や手遊びは、今も現場で使っています。

短大での忘れられないエピソードはありますか？

忘れられないのは、学園祭でのパフォーマンスです。題材の決定からシナリオの作成、大道具・小道具、衣装の制作まですべて自分たちで行いました。一から作り上げていく作業は大変でしたが、幼児教育科のクラス一丸となって取り組んだことはいい思い出です。特に1年生の時、私たちのパフォーマンスが最優秀賞に選ばれたことはうれしく、印象に残っています。

進路を決める上で短大の活用方法を教えてください。

短大から案内される就職フェアは積極的に参加するといいと思います。フェアには神戸市内の園がたくさん集まります。さまざまな園の先生方と話ができるチャンスなので、私はすてきだな、と思った先生のおられる園を選んで話を聞きました。給与や定着一時金などの待遇は園によって異なるので、キャリアサポートセンターの求人情報で比較しました。

チャレンジしたいことはありますか？

国内外を問わず、旅行をしたいです。コロナ禍もだいぶ落ち着いてきたので、今年の年末は友人と久しぶりに海外旅行に行く予定です。更に今は、後輩をまとめる主任のポジションに就いたので、まずは信頼関係をつくり後輩の育成もがんばりたいと思います。