2023.11.29
社会福祉法人みねやま福祉会 / 児童養護施設
健康福祉学部 / 社会福祉学科
M.F. 2022年卒業
在学中に福祉系と保育士資格をダブル取得し、現在は、京都府京丹後市にある児童養護施設で勤務する卒業生にお話しを伺いました。
児童養護施設で子どもたちの食事をつくったり、掃除や洗濯をしたり、衣食住を共にしながらサポートをする仕事をしています。児童養護施設は学校のように行って帰る場所ではなく、ずっと生活する場所なので、子どもたちが困ったときや泣きたくなったときに、真っ先に助けを求められる存在でありたいと思いながら働いています。
1年目は子どもに本心を言ってもらえることが少なかったのですが、だんだん悩みごとや「こんなことがあって嫌だった」とマイナスに感じた気持ちも話してもらえるようになりました。打ち明けるのはすごく勇気がいることだと思うのですが、話してもらえたとき、少しはこの関係性が前に進んでいるのかなと感じます。
「くじらくらぶ」という地域の方が参加できる親子保育では、大学の教員と社会福祉を専攻する学生が子どもと一緒に手遊びをしたり、子どもに絵本の読み聞かせをしたりしていました。先生やお母さん方がどのように子どもに対応しているのか、現場の雰囲気を知ることができる機会です。実践的な授業は今も役に立っています。
海外研修でデンマークに行くことになりました。高齢福祉、障害福祉、児童福祉など福祉全般の現場を訪問させてもらい、働いている方の声を聞かせてもらう研修です。日本とは違う福祉の制度や社会の中で子どもがどのように育つのか、いろんな視点から勉強したいです。研修制度が充実している職場なので、勤務の中で学びの時間が作れるのは本当にありがたいと思っています。
学科の授業に加えて保育士試験に向けた少し違う分野の勉強をしなければならないのが大変でした。でも大学で対策講座のプログラムがあり、専門の先生が来て授業をしてくれたり、お勧めのテキストを教えていただいたりしたので、勉強方法に迷うことなく頑張ることができました。保育士の資格は必要と感じていたので、取れてよかったです。
先生に助けていただきながらようやく書き上げた卒業論文を提出し忘れてしまい、期限ギリギリに慌てて出したこと。ゼミの先生にとても心配されました(笑)。卒業論文の内容は、「子ども食堂」から発展させた地域コミュニティの可能性です。地域全体で子どもを見ていく仕組みができたらいいなと考えています。
興味があることをいろいろやりたいと思って居酒屋や飲食店でもアルバイトをしていたのですが、やはり子どもと関わることをしたいと思い、放課後デイサービスやキッザニアで働いたり、子ども食堂や学習支援のボランティアもしていました。それらの経験を通していろんな方にお会いし、自分の中で進路が定まってきたのだと思います。
学生時代はコンビニのカフェラテが好きでよく飲んでいたのですが、いまはエスプレッソマシンを買ったので、自宅でいれて飲んでいます。
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