2025.06.02
神鋼記念病院
看護学部 / 看護学科
S.K. ※2020年卒業
看護師として脳神経外科と形成外科で働きながら、神戸女子大学大学院でも学ぶS.K.さんにお話を伺いました。
1年目から看護ケアにしっかり関われるような病院に就職したいと思っていたのが1番の理由です。インターンシップで訪れたとき、指導担当の看護師さんが患者さん一人ひとりの状態を理解して看護ケアなどを行っていたのがすごく印象的でした。もうひとつは、ユニフォームの色のバリエーションがたくさんあるところです。説明会のときに実際に働いている方が着ていらっしゃったのを見て、華やかな印象があり、いいなと思いました。
脳卒中の患者さんの治療への支援や日常生活のお手伝い、形成外科の手術後のケアなどに関わっています。この科には高齢の方や、認知症、高次脳機能障害のある患者さんも多く、ナースコールが押せない方もたくさんいらっしゃいます。移動するときに転倒しないか注意したり、麻痺や嚥下障害が出る方はお食事などにも気を配ったりしながらお仕事をしています。
ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)に目を向けられたときです。患者さんに病識がないと、障がいの状態に関わらず、自宅でのお仕事を希望される方もいます。その場合、医師やリハビリスタッフ、地域連携スタッフのチームで相談し、この患者さんはどんな転帰をたどれば社会復帰しやすいかを考える視点も持てるようになりました。もうひとつは、後輩から相談されたときです。相手に伝わる工夫を心掛け、ケアのこと、サマリーの書き方など、的確にアドバイスを行っています。
大学の食堂でお味噌汁を床にひっくり返したことがありました。そのとき、周りにいた友人だけでなく、ほかの学生も、後処理を手伝ってくれました。更には手を洗っておいでと声をかけてくれたりもして。心の温かい仲間と学べる環境にとても感謝し、この大学に入学して良かったと感じる出来事でした。
現在、大学の先生にお誘いを受けて、大学院に通っています。在学中に教職(養護教諭)の授業も受けていたので「教える」ことにも興味があり、教員の道も今後のキャリアとして考えています。看護師長や同僚の協力があるからこそ学べていますし、在学中から知っている顔見知りの先生に「レポートよく書けていたよ」と声をかけてもらえることがモチベーションになり頑張れています。
患者さんが入院してから退院するまでだけではなく、自宅で生活することも見据えたり、後回しにされがちなケアにもしっかり目を向けたりすることのできる看護師になりたいです。また学生時代は実習が大変でしたが、いま思い返すと患者さんと一番長く関われた時期でもありました。もし今後、教員の道に進むとしたら、「患者さんと関わることの大切さと、やりがい」を伝えられるように指導ができるといいなと思っています。
年に10日間取れる長期休みには、気合を入れてネイルサロンに行って、かわいいニュアンスネイルをしてもらっています。
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