2023.10.30
神戸市 公立保育所
文学部 / 教育学科
K.A. 2018年卒業
学生時代に仲間とともに乗り越えてつかんだ夢。神戸市内の保育所で2歳児クラスを担当する卒業生にお話しを伺いました。
入学したばかりの頃は実家のある豊岡での就職を考えていました。年次が上がるにつれて、住み心地の良い街・神戸で働きたい思いが強くなり、公務員試験の勉強を進める中で最終的には神戸市一本に気持ちが固まりました。神戸市での採用が決まったときは本当に嬉しかったです。採用試験の勉強は大変でしたが、同じ目標を持つゼミ仲間と一緒に勉強し、情報を共有し、心折れそうなときには励まし合えたおかげで乗り越えることができました。
早出と遅出の時差出勤のある職場で、時間帯によっても受け持つ子どもたちの年齢によってもお仕事内容は異なります。早出であれば、まずは登園してくる子どもたちを迎える準備から1日がスタート。現在、2歳児クラスを担当しているので、さまざまな遊びや製作、着替えやシャワー、排泄といった日常生活のサポートをして午前中は終了。子どもたちと一緒に給食を食べた後、子どもたちはお昼寝。その間に事務作業やミーティングをこなします。遅出であれば、保護者のお迎えまで引き続き、子どもたちとおやつを食べたり、体を動かしたりして過ごします。
もともとは人前で話すのが得意ではなかった私。子どもたちの前に立って話すのも緊張していました。在学中にきちんと保育理論について学び、ロールプレイで保育のシミュレーションを行った経験が自信にもなり、人前で話す機会も多かったのでどんどん平気になっていきました。実際に保育園で働きだしてからは、幼児を前にしても、一人ひとりの顔を見てしっかりと話すことができるようになっていました。特に模擬保育の授業が役立ったと実感しています。
1年から4年まで参加した神戸市総合福祉センターの大型児童館『こべっこランド』でのボランティア活動です。いろんな大学の学生が集まり、グループ単位で協働してイベントを企画したり、センター主催の行事のお手伝いをしたりしました。夏のお化け屋敷や冬のコンサートなど、大きなイベントだと何ヶ月も時間を費やして準備することもあり、大変な部分もありましたが、互いの意見を尊重し合える仲間と力を合わせながら、子どもたちと楽しく交流することができたのはとても良い経験でした。
神戸市で保育士になって5年。この先もっともっと経験を積んで、質の良い保育を行っていくことが目標です。理想の保育を行うために心がけているのが、子どもを否定しないこと。危ないこと以外は「ダメ」と言わないようにして、まずはその子の気持ちを汲むようにしています。一般的な月齢や年齢の指標を照準にして決めつけること、思い込むことのないようにも気をつけています。在学中のボランティア活動もそうでしたが、自ら行動しないと何も始まらないと気づくことができたので、凝り固まった保育ではなく、常に自身の保育を見直してブラッシュアップしていきたいですね。
採用試験に必要な面接対策やピアノなどの実技指導で、キャリアサポートのお世話になりました。試験勉強はゼミ室の友達と行うことが大半でしたが、自分たちでは分からない部分についてはキャリアサポートの職員の方にご指導いただけたのがありがたかったです。
勤務中の服装は基本的にはジャージ姿。通勤時の私服だけでも自分なりのオシャレを楽しむことで、仕事とプライベートの気持ちを切り分けています。
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